山繭工房と和紙作り(鶴田さん)

がんこオヤジの息子

2016年11月07日 20:57

 鶴田さんは春野生まれの77歳のおばあちゃん。結婚後は三方原に住まいを移し、34年間福祉の仕事に従事されました。そんな折障害者施設の『とうとうみ学園』で山繭と出会ったそうです。
 それから山繭に興味を持ち長野県や岐阜県の農業試験場に出向き山繭の勉強をしてきたそうです。
 春野に戻られてからは、山繭蛾の卵の孵化、繭の採取、再び産卵と春野での完全自給生産目指して今も努力をされています。
 現在山繭作りは全国で皇室も含めて10件にも満たないそうです。後継者不足の現状はありますが、草木染めされた絹糸や鶴田家に明治時代から伝わる機織り機をみると残しておかなくちゃいけない伝統なんだなと感じます。古き良き時代を感じにぜひ足を運んで下さい。
 当日は丸い繭を煮て糸を引く体験も準備しています。